Ryoです。
レコーディングといったら昔はレコーディングスタジオに行ってうん十万も払わないとできないものでした。
デジタルレコーディングが主流になり、気軽にノートパソコンでもレコーディングできるようになってきましたが、今回はさらにミニマムに「スマホでレコーディングする方法」についてお話しします。
一部オーディオインターフェイスではスマホ接続に対応しているものが有りますが、今回はSteinbergの「UR12」というものをを使っていきます。
【必要なもの】
Lightning to USB Camera Adapter
こういったものです。2〜3千円くらいで買えます。
上の端子はおなじみのiPhoneでよく使うLightning端子です。
下はType-AのUSB(普通のやつ)が挿さるようになっています。
で、Lightning側をiPhoneに繋げて、USB側をUR12とつなぐUSBケーブルに繋げます。
USBケーブル(Type-A⇄Type-B)
端子はこの形のやつです。
左側がType-Aで右側がType-Bです。普通にヨドバシカメラとかに行けば売ってます。
Type-A側をLightning to USB Camera Adapterに接続し、Type-B側をUR12本体に繋げます。
電源ケーブル
UR12はPCにつなげる場合はパソコンからの電源供給で動きますが、iPhoneにつなげる場合は別途電源を用意してあげる必要があります。
公式サイトには「MicroUSBケーブルと5V DCアダプターあるいはモバイルバッテリー」と書かれていますが、要はアンドロイドスマホの充電器を繋げてあげればOKです(Type-Cじゃないやつ)。
【接続方法まとめ】
接続は以下の流れで行います。
UR12の先の接続はマイクを繋げてあげればOK。ここはパソコンでも一緒ですね。
で、一点注意ですが「UR12をiPhoneにつなげる時は別途電源の接続が必要」と先ほど申し上げましたが、電源をUR12に繋げた時はUR12の裏側にある「POWER SOURCE」を「5V DC」側に切り替えないと電源が供給されないので気をつけましょう。
【GarageBand for iOSでRECする】
Phone用のレコーディングで断然おすすめなのは「Garage Band for iOS」です。
Garage Bandを使うことによってのメリットはたくさんあります。
マルチトラック録音に対応しているスマホ用DAW
もともとMac用のソフトであるGarage BandのiPhone移植版です。
以前は有料のソフトでしたが今は無料で入手することができます。
このソフトを使えば、インスト音源をソフトに読み込んでそれに合わせて歌うこともできますし、トラックを増やしていけばコーラスまでレコーディングすることができます。
同じパートでも複数のテイクをレコーディングできる
設定をすることで、同じトラックに重ね録りすると自動的に複数テイクに分けてくれる機能があります。
テイク分けを使うことで、とりあえず同じ部分を何回かレコーディングして後でいいテイクを選ぶこともできますし、複数テイクを録っておくことによって後の編集の時の予備テイクとして使うことができます。
Macとファイルを共有可能
通常スマホでレコーディングした場合、一度オーディオを書き出してそのファイルをパソコンに転送して編集&MIXするという流れになりますが、Garage Bandを使うとその工程が省けます。
Garage Bandのプロジェクトファイル自体をMacと共有することができるので、そのままMacでトラックやテイクの情報を引き継いだままファイルを共有することができます。
また、僕の普段使っているLogic Pro XはGarage Bandの上位互換ソフトなので、もちろんLogicでファイルを読み込んでそのまま編集をすることが可能です。
【まとめ】
いかがでしたでしょうか?
UR12とGarage Band for iOSを使うことで、歌のレコーディングに関してはMacでやるのとほぼ変わらない音質や機能ですることができます。
流石に編集に関してはスマホでやるのは効率が悪いので、この記事はMacにファイルを転送することを想定したものですが、Garage Band for iOSでも一応MIXはできるので、Macを買うまでのMIXの練習などで使ってみてもいいかもしれませんね!
詳しいソフトの機能や使い方はまた別記事で解説していきます!
P.S. こちらはiPhone用の記事ですが、もちろんiPadでも同じようにレコーディングできます。スマホはアンドロイドだけどiPadは持ってるよ!という方も是非試してみてくださいね!