Re:ゼロから学べるMIX無償交渉術(歌ってみた)

Ryoです。

今回からたまにアニメとか漫画に学ぶシリーズをやってきたいなと思い、第一回として「Re:ゼロから始める異世界生活(リゼロ)」で僕が印象に残った回から学ばせていただこうと思います。

リゼロが何たるかとか前後のストーリーの説明は今回の趣旨ではないので割愛して、今回のテーマである「交渉」についてお話します。

交渉というとなんだか堅っ苦しい感じがすると思いますが、MIXに限らず自分の目的のために誰かに何かをお願いする必要があるときに使える要素がリゼロ第16話には詰まっていると思いますのでそこを解説します。

リゼロ第16話の要約

魔女教に抵抗しようと思ったスバルは「クルシュ」「プリシラ」「アナスタシア」助けを求めます。

クルシュのケース

©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会
第16話「豚の欲望」予告より引用

まずスバルが最初に助けを求めたのはお世話になっているクルシュでした。理由は「その時一番近くにいた権力者だから」でしょう。

交渉材料としてスバルは「エミリア陣営はクルシュ側に大きな貸しができる」ということを提示。それに対してクルシュは「エミリアの王選候補脱落は、クルシュに関係なく発生すること」とし拒絶。

エミリア陣営に対する貸しはクルシュにとってのメリットになり得なかったということですね。

クルシュの一言「交渉と言うのであれば、こちらにどんな利益があるのか。それを示さなければ交渉とは言えん。

そのあともスバルは交渉材料をいくつか提示しますがことごとくクルシュに論破される。しまいにはキレて駄々をこねる始末。

これでは交渉になりませんね。

プリシラのケース

©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会
第16話「豚の欲望」予告より引用

次にスバルはプリシラに助けを求めます

声をかけた理由は「公式の場以外で会ったことあるし一度助けてる(とスバルが思っている)」といったところでしょうか。

「私の足を舐めたら話を聞いてやる」と言われて「目的のためならなんでもしてやる」と、プリシラの足を舐めようとしたスバル。

©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会
第16話「豚の欲望」予告より引用

逆にその態度が怒りを買い、プリシラにボコボコにされます。

特に交渉材料も持ち合わせておらず、相手に対して優位的な立場にある(恩を売っている)と勘違いして意気揚々と交渉した結果、ただ単にプリシラの逆鱗に触れただけで終わりました。

アナスタシアのケース

©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会
第16話「豚の欲望」予告より引用

最後はアナスタシアと偶然市場で会ったところから交渉が始まります。

実はこの交渉、すべてアナスタシアに仕組まれていたものでした。

アナスタシアはスバルに対して丁寧に交渉のアドバイス(ダメ出し)をしてくれつつ、ロズワール邸に戻るための竜車を割とあっさり用意してくれます。

その見返りとしてスバルと”世間話”がしたいとのこと。

その後アナスタシアの口車に載せられてスバルは、クルシュの元に商会の重要人物であるラッセル・フェローが訪ねていたことを口にしてしまいます。

それ自体はスバルの立場からしたらどうでも良いことだし、竜車が手に入ったので御の字なのですが、スバル的には交渉していたつもりだったはずなのに実はただ目的のために利用されただけという結果になりました。

スバルの目的も達成されているのでそれを良しとする考えもありですが、仕組まれた交渉に憤慨するスバル。

そもそも交渉の前からの仕込みの時点で詰んでいました。自分の交渉できる武器を把握していなかったことが最大の敗因でしょう。

お店の周りの客がみんなアナスタシアの私兵団員(みんな同じ服着てる)だったってことに気づかないあたり、よほどスバルは周りが見えてなかったんだということがわかります。

リゼロのケースを踏まえて”交渉”を考えてみる

スバルの例は極端に描かれていますが、これと似た状況って結構起こりうることです。

それを踏まえて、どう交渉すればMIX師の心を動かすことができるかを考えていきたいと思います。

こうしなきゃいけないというものではなく「こうした方がより良い条件でやりたいことができるかも」という意味で参考にしていただければと思います。

自分の今置かれている立場を考える

自分にできることは何かをとりあえずたくさん考えましょう。それを把握すれば相手への交渉の武器に気付けるかもしれません。

相手のメリットを考える

相手の求めているものを考え、それをもとに自分の交渉の武器と組み合わせれば交渉を優位に立たせることができるでしょう。

同じMIX師でもやってる目的は様々。練習をしたい駆け出しのMIX師さんだったり、プロのエンジニアだったり、MIXを本業にしてない人だったりその人によって得たいものは変わってくると思います。

それが一番わかりやすいのがお金であって、無償でお願いするということはそれ以上のメリットを提示できなければ難しいでしょう。

例えば「楽しければいい」という人ももちろんいると思います。そういう人には自分のMIXをしてどれだけ楽しいかというのが伝わればやってくれるかもしれません。

情に訴えかける交渉は愚策

もしかしたら人によっては情に訴えかけて無理やりお願いすれば無料でやってくれる人もいるかもしれません。ただ、本来自分がやりたくない無理をするのはストレスです。

そういう人と長くお付き合いするのは難しいですよね。

どちらが上か下かではなく、お互いWin-Winで楽しく長くお付き合いできる関係が理想ですよね。

交渉の武器を把握していないと利用される可能性も

また自分の武器を把握してないと、逆に相手の優位に交渉を進められてしまう可能性もあります。

アナスタシアのケースのように、物理的に何も損するわけではない場合がほとんどですが、それを自分から出すタイミングをコントロールできればもっといい条件で自分のやりたいことができたかもしれませんよね。

損はしないけど得する可能性を逃すと言えるでしょう。

相手の事を知る事から

この事から、交渉は相手の事を知る事からはじまると言えます。

アナスタシアも「交渉の基本は交渉のテーブルに着く前にどれだけ準備できるかで決まる。自分が知ってて、相手が欲しい物をぶら下げる。」と言っています。

相手が欲しいものが何かを知るには、相手の事を調べる他ないですよね。

スバルはどうなった?

元々スバルは死に戻りの能力(?)を持っているので、何度も戻り紆余曲折ありましたが最終的には上記の失敗を教訓に強力な交渉の武器を手に入れて白鯨討伐から魔女教討伐と多大なる功績を残すことになります。

スバルは自らの経験で交渉相手の事をリサーチしたと言えるでしょう。

彼と同じ事をするのは物理的に無理ですが、今回の記事があなたの活動の助けになるヒントになれればと思います。

P.S.僕の場合は、LINE公式アカウントでアンケートに答えてもらう事を条件に初回無料でMIXをさせていただいています。いただいた情報はブログ作成のネタや教材作成の参考にさせていただいております。