Ryoです。
今回はレコーディングの時によく起こってしまうノイズ対策を解説します。
ノイズ全てを網羅してるわけでは無いですが、レコーディングで僕が過去経験したことのあるノイズだけピックアップしました。
ケース別に書いてありますので参考にしていただければと思います。
ノイズの前提知識
ノイズは消せない
レコーディング時に入ってしまったノイズはMIXで消すことは不可能です。プラグインである程度補正することはできますが、使えば使うほど音が悪くなります。
ですのでレコーディングでいかにノイズなく録れるかがすごく大切です。
気付かないノイズに注意
レコーディング時にノイズが入っていないと思っていても、実は小さく入ってしまっていることはよくあります。
録った歌素材の音量をあげるとノイズの音量も一緒に上がるので、そうやって実はノイズが入ってしまっていないか確認しましょう。
ある程度入ってしまうのはしょうがないですが、歌の音量と比較した時にあきらかにノイズが多い場合は何か原因があるかもしれません。
シーン別ノイズの種類
音割れ
クリップノイズと言います。明らかに割れている場合は気付きますが、微妙な場合は録ってる時には音で気付けずにMIXしてる時に気づくなんてこともありますので、そんなことにならないようにしっかりと対策をしましょう。
【対応方法】
まずわかりづらいのでレコーディングの時は全てのエフェクターをオフにしてください。
エフェクターを切っておかないと、実際は入力が大きすぎるのにエフェクターで音量を抑えてしまってメインボリュームに赤がつかないでクリップに気づけない場合があるのでそれを防ぐためです。
オーディオインターフェイスのボリュームのつまみを調整していくのですが、曲の中で一番波形(音量)が大きくなる部分に合わせて赤色がつかないように調節してください。
MIXで調整しますので音量の差が出てしまうのは大丈夫です。今後のボイトレに活かしていきましょう!
環境ノイズ
一般的な周りの騒音に気をつけることと、冷蔵庫やパソコン、換気扇、エアコンなど、ファンから発せられる低周波にも注意が必要です。
【対応方法】
それらの音の原因から離れるしか方法はありません。
僕は自宅にDIYで防音室を作り、パソコンを含め音の鳴る物は全て外に置いて操作しています。そこまでいくとハードルが高いと思いますが、遮蔽物があると大分違うので、家の中でできる工夫をしてみましょう。
また、レコーディング時に紙で歌詞を見ている方はペラペラ音がしないように注意。またアコギを持ってる方はサウンドホール(中の空洞)に声が結構響くので布をかぶせるなど工夫しましょう。
風の音のノイズ
「吹かれ」と言います。また、歌でも「パ行」などの破裂する音で発生するノイズをポップノイズと言います。。
【対応方法】
さすがに外でレコーディングする方はいないと思いますので風に関しては大丈夫だと思いますが、歌のレコーディングをする時はポップガードを必ず使いましょう。
「サー」というノイズ
ホワイトノイズと言います。プリアンプの音量をあげた時のノイズがこれにあたります。
【対応方法】
これはオーディオインターフェイスの性能によって変わる部分です。ボリュームのつまみをあげてそれに比例して「サー」というノイズが出てきてしまう場合はオーディオインターフェイスを買い換えるか、プリアンプ(ボリュームつまみの音量をあげるための装置)の原因の場合は、別でちょっと良いプリアンプを間に挟むと解決する場合もあります。
ハウリング
出力の音が入力に入ってしまうと音がループしてしまうことでハウリングが起こります
【対応方法】
パソコンから出る音はヘッドフォンで聴きましょう
電源や回路が原因のノイズ
グランドループノイズと言います。僕は理系ではないので電気回路とか詳しくないですが、配線の輪ができることによってノイズがループしてしまう現象だそうです。
【対応方法】
原因が配線の輪なのであれば、その輪から逃してあげればいいということでそれを逃すための機械を間にかましたり、そういった回路を積んだ電源を使うと解決する場合があります。
ケーブルの断線や端子の接触不良で起こるノイズ
アニメ「けいおん」でもありましたが、アンプのボリュームをあげたままケーブルを抜くとぶつぶつッというノイズが発生します。断線や接触不良が起こるとこれと同じことが断続的に起こりますので、レコーディングどころではないですね。
【対応方法】
ケーブルの断線の場合は基本買い換えるしかありません。接触不良の場合は接点復活剤という物で解決できる可能性もあります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
いきなり全て最高の環境を実現するのは難しいと思いますが、ノイズを極限まで軽減できて自分の好きなセッティングがされた簡易プライベートスタジオを作れるようになれれば最高ですね!
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