歌ってみたを収録する時の自宅での防音対策

Ryoです。

多くの歌い手さんが家での収録に関して、防音やノイズ対策で苦労されていると思います。

根本的に、家でのレコーディングは防音室を作らない限りできることはかなり制限されてくると思いますが、そんな中でもできるだけ家でできる防音対策について今回は書いていきたいと思います。

目次

「隙間なく」「防音性能のいい素材で囲む」

防音が十分にできない原因として上げられるのが
・壁自体の防音性能が足りない
・隙間がある(密閉されていない)

という部分です。

家には少なからず隙間があります。

ドアや窓、空気孔などです。

また、建物の構造上壁が鉄筋コンクリートでも無い限り隣には音は漏れてしまいます。

ですのでまず木造アパートなどにお住まいの方は厳しいかなと思います。

今から書く対策は、家の壁がある程度厚い鉄骨造でかつ、部屋の隙間をなるべく隙間テープなどで埋めていただいた前提でのお話になります。

冒頭でも申し上げた通り、完全防音は防音室買わないと無理ですので、補助程度のものとお考えください。

自宅の理想の収録環境①「こたつ」

家庭でできる一番の理想の収録環境は「こたつの中」です。

「こたつの中で歌えるわけないだろ!」という言葉は一旦胸にしまって次からをお読みください。

こたつは素材の大半が分厚い布団なので吸音と防音の両方の役割をしています。

もちろんこたつの中で収録することなんてまず不可能です。

ですのでこたつの中とにた状況を家の中で作れないかどうか考えていきます。

「簡易更衣室とかどうでしょうか?」

例えばこんなやつ

これを骨組みにして毛布とかいくつか重ねれば大分防音できると思います。夏は暑いけどね。

自分で作れそうなら骨組みだけ作って毛布かけてみるとかでも良いかもしれません。

自宅の理想の収録環境②押入れ&クローゼット

僕も来月引っ越して2Kから1Kに狭くなるので自宅のDIY防音室を手放すことになり、防音室をどうしようか考えていたんですが、新居は角部屋で隣に部屋がない方にクローゼットがあったのでそこを防音室にすることに決めました。

割としっかりした扉もあるので、逆にケーブルが通せるか不安ですが平型のケーブルとかを買えば多分対応できると思います。

でもそれだけだとレコーディングする部屋としては不十分。

吸音できる素材を用意しないと部屋鳴りで反響音が入ってきてしまいます。

僕は前使っていた吸音材がたくさんあるので流用しようと思いますが、無い方はせっかくのクローゼットなので衣類を前後にいくつか(なるべく厚手のもの)かけてあげれば 吸音できると思いますよ!見栄えは悪いけどね。

 

 

自宅の理想の収録環境③自作防音室

僕の今住んでいる自宅には2畳分のDIY防音室があります。

DIYの様子をまとめておけばよかったとあとで後悔しましたが、以下のような方法で防音室を作りました。

ホームセンターでそろえる木材で自作防音室を作る

ホームセンターでそろえられる素材のみで手間はかかりますが難易度自体はそこまで難しくないです。

①ホームセンターで売っている2×4材を買い、できるだけカットなしでつなげられるように骨組みを組みます。

②骨組みを組んだらその骨組みに石膏ボードを打ち付けます

③隙間が出ないようにパテで隙間を埋めます

④ドアは板と防音シートを何枚か重ねてホームセンターで買ったドアノブを取り付けて自作(これが一番めんどくさかった)

大体ホームセンターで売られている木材の長さって同じ単位なので、図面などは書かずに大体でいけます。

かなりはしょって書きましたが、正直めんどくさいです。

僕はDIY割と好きなので暇があれば結構楽しくできるのですが、ほんとに時間かかる(僕は2週間くらいかかりました)ので、その間家がとっ散らかり放題なのと、結構体力は使うのが大丈夫な方は挑戦してみると良いと思います。

あと、施工するのに結構音がするのでご近所さんの迷惑にならないように気をつけてくださいね。

段ボールで作る

また、僕はやってないですが段ボールも何枚も重ねれば防音性能の高い壁が作れますので、それをつなぎ合わせて部屋にしてしまうと言うのも手です。

既製品で「だんぼっち」っていう簡易防音室があるので、それを参考にしてみると良いかもしれません。

自宅の理想の収録環境④自宅防音室をあきらめて音楽スタジオを借りる

そもそも自宅に防音室を作る必要があるかどうかも考えてみましょう。

近くに音楽スタジオがないとか、どうしても家で録らなければいけない生活環境でない限り、実は音楽スタジオ借りた方が良いんじゃないか説もあります。

防音性能や音響は中途半端に自分でやるより確実に良いです。

僕が歌ってみたのレコーディングに使う時間はセッティングも込みで1時間以内を目標にしてます。

元々は新曲歌ってみたを最速でアップするために最速でレコーディングすることが理由だったのですが、この考え方はスタジオを借りる際のコストダウンにも役立ちます。

音楽スタジオに一人で個人練習入ったとしたら一時間1000円もかからない場合が多いので、月何回か入るくらいだったらそんな大した金額にはならないはずです。

 

もし「自分で防音室を作ってみよう!」って方で、質問があればLINEの公式アカウントに登録していただければある程度はお答えできますので聞いてくださいね!