撮影初心者が映像映えさせるために考えるポイント

Ryoです。

僕のYouTubeチャンネルはあまり撮影したりいわゆるYouTuberっぽいことをすることはあまりないですが、最近映像の現場に行くことが多く、自分でもいろいろ研究したりいろいろ投資して勉強しました。

自分のバーの映像も作ってみました

また音楽表現においても映像によって与える情報がすごく増えるので、伝えられる感動がより多くなるかなと思っていて、オリジナル曲のMVなどは物によっては結構作り込んだりしているものもあります。

映像って「なんか難しそう」って思われがちなんですが、意外と難易度にも振れ幅があって、モーショングラフィックをバリバリ使った映像なんかは編集の技術だったりパソコンのスペックがとにかく必要なものもあります。

ですが、意外と素材がしっかりしていれば難しいことをやらなくても結構いけたりします。

今回は初心者が映像を撮影してお洒落に編集するために何が必要かというところを非常に簡単にかいつまんで説明します。

もちろん今回紹介すること以外にも大切なことはたくさんありますので、いろいろ作ってみて「もっと知りたい!」ってなったらワークショップとかも企画しようかと思うのでチェックしてみてください!

目次

素材の良さが物を言う

レコーディングもそうですが、悪い素材をいい物にすることは基本的には無理です。悪い素材というのは映像で言うとノイズが多いものとか構図が悪いものとかです。暗くて黒つぶれしてたり、明るすぎて白飛びしているものも直せません。

ボケ感とかは編集である程度なんとかできたりもしますが、技術がいる上に時間がかかってしまいます。

いい物を短時間で作るためにはいい素材を撮るという前提がある。と言うことだけ覚えておきましょう。

とにかく撮りまくる。とにかくカットを入れる

僕が歌ってみたの動画を編集するときに一番時間がかかっているものは「素材集め」です。

一枚絵で動画を作ることももちろんありますが、たまに「ちょっと映像に力を入れよう」ってなって作ると膨大な素材が必要になります。

手っ取り早く飽きない映像を作るためには、最初はとにかく素材を用意して多めにカットを割って作ってみましょう。

もちろん構図や音楽のジャンルとかによって変わってきますが、3〜4秒くらいで画面を変えるのが良いと言われています。

曲の場合は4小節または8小節のタイミング(BPMによります)で切るとつながりやすいです。

例えば、4分の曲を4秒1カットで考えると単純計算60個の映像素材が必要になります。

はめてみてイメージと違う場合もあるので実際はもっと増えます。

これを一個一個素材サイトで探して、編集していくんですからまあ大変。

自分で撮影した物を素材に使おうと言う場合も一緒で、使えないものもたくさんある前提でとにかくたくさん素材を撮ります。

慣れてくるとここ使えるかな?って言うのがわかってくるのでだんだん撮影少なくても使える素材が撮れるようになってきます。

撮影の上手さは練習ですがそのためのなんとなくのコツを解説していきます。

この前友人に動画撮影を教えながら「君の名は。」の聖地をいくつか撮影したものを歌ってみたの映像としてアップしたので、ちょうどいい教材として使って行きます。

自分が動くか動いてるものを撮る

動きがない映像はとにかく飽きます。風景とか動きのないものを撮る時はできるだけ自分が動きながら撮影し、動いてる人とか動物とかは定点でも大丈夫です。

慣れてきたら歩いてる人と並走しながら撮るとか、両方動いている映像を撮影してみると幅が広がっていきますよ。

1:50 動いてるものを定点で撮る

1:56 動いていないものを自分が動きながら撮る

基本「寄り」で撮影する

寄りと言うのは近くで撮ると言うことです。

なぜ寄りで撮るのがいいかと言うと、自分や撮影対象が同じ動きをしたとしても近くで撮影した方が動きが大きく見えるのでダイナミックな表現が可能になるからです。

なので、人によりますが撮影する時は8.5割寄りで残りが引きって感じのイメージで僕はやってます。

引きで撮る意味は、雰囲気ががらっと変わるのでロケーションが変わった時とかに全体像を見せたりする意図があります。

普段の生活で見えないところを考える

普段自分の目線にあるものって真新しさを感じないですよね?

景色って、綺麗でも普段見れないものの方が感動すると思います。

空撮とかはさすがにドローンとかを使わなければできないので、手軽にできるところとしては、地面スレスレの視点で撮影してみたり棒を使って上からフカンで撮影してみたりだと思います。

0:33 地面スレスレで撮影

他にも撮影するときにちょっと頭を柔らかくして普段見えない視点を想像してやってみましょう

遠近感で奥行きを出す

構図の考え方としては画面の縦と横の平面の他に奥行きがあります。

奥行きの出し方として、ボケ感などの使い方もありますがここはまた別で解説したいと思います。

もっと簡単な奥行きの出し方として、対象物の前にあえて遮蔽物を置く方法があります。

0:26 広い景色の手前に手すりが出てくると思いますが、これで奥行きを出しています。

他にもいろいろあるんですが、せっかく歌ってみたで動画を作るのであれば、こんな感じで撮影に出ていろんな聖地の映像とか撮ってみるのも楽しいと思いますよ!